2016.6.28
熊本地震に学ぶ、共助の力

- 守る
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5月2日、3日に熊本市を訪問しました。2日目はボランティアセンターを通じてボランティアを行いましたが、初日は避難所にお邪魔しました。
長期化する避難生活
発災から3週間近くが経過していた時期でしたが、訪問した4カ所の避難所では、まだまだ多くの方が避難されていました。その中では、一人暮らしの高齢者の方が、避難所で長く生活をする傾向が見受けられました。家は無事でも震災で家具が倒れたり、散らかったりする中、片付けに時間がかかることや、余震が続く中、1人だけで過ごすことへの不安などが要因でした。
また、横浜とは違い、「地域防災拠点運営委員会」のような組織や活動が熊本にはなく、避難所ごとに独自の体制がつくられていました。物資の状況も、ある避難所では段ボールベッドが使われていましたが、別の避難所では床に直接毛布を敷いているなど異なりました。物資に差が生まれたのは、避難所の人達が独自に調達を行った結果であり、共助のネットワークがいかに重要か分かります。
一方、避難所生活の中でカラオケや演奏会を行うところもありました。心のケアのために大切なことです。
人の縁は全国からも
被災者同士で家の片付けを手伝い合っていましたが、全国からボランティアも集まっていました。物資などの調達は、友人・知人を頼って全国単位で行われていて、地域のみならず幅広い共助の力が重要であることが改めて分かりました。
藤崎浩太郎(青葉区選出)
