活動報告

2016.4.27

市立南高附属中の驚異的な英語教育、他の市内公立中学へも導入検討へ

市立南高附属中の驚異的な英語教育、他の市内公立中学へも導入検討へ

港南区にある公立中高一貫校である、市立南高附属中学校の英語教育が今、全国的に非常に注目を集めています。なんと中3卒業時点で、学年の85%以上が英検準2級以上を取得しています。中3卒業時で半数の生徒が英検3級を取得を目標としている文部科学省の数字より格段に上をいっています。

市立南高附属中の生徒がなぜ、ここまで英語ができるのかといいますと、同校が編み出した独自の学習カリキュラムにあります。1冊の教科書を1年間に5回繰り返す、スパイラル学習という手法を確立しています。

1回目は意味が分からなくてもいいのでピクチャーカードを見ながら音を聴く。2回目は音声を聴きながら文字を追う。3回目は音読、4回目は文法を意識した音読、5回目は教科書の内容を自分の言葉で表現する、というもの。英語のインプット、アウプットを質、量とも充実させることで、聞く、話す、読む、書くの4技能をしっかりと身につけます。

市立南高附属中が編み出したスパイラル学習は全国的にも注目されています。同校の公開授業研究会には全国の教育委員会はもちろんのこと、私立のトップ進学校の開成中からも見学が来ていると聞きますし、文部科学省や東京大学なども高く評価しているそうです。

実際、埼玉県熊谷市では平成26年度から市内の公立中学1校で試験的にスパイラル学習を取り入れています。その結果、英語の学習効果に明らかな変化が生まれたことから、平成27年度には対象校を4校に拡大、いよいよ、この春からは市内のすべての公立中学で導入する予定になっています。また、この動きを受けて埼玉県教育委員会が全県での導入に関心を寄せていたり、ほかにも高知県なども同様に関心を寄せていると聞きます。

私は予算代表質問で市立南高附属中の英語教育について教育長に質問しました。教育長は「同校の英語教育は英語4技能がバランスよく育成されており、高く評価している」と答弁。

教育長自身もその効果を認め、全国的にもこれだけ注目されている市立南高附属中のスパイラル学習。これを同校だけのものしておくのは、もったいない。私はぜひ、この教育プログラムを横浜市内の全公立中学校に横展開すべきだと思い、この点を予算代表質問で取り上げたところ、教育長から「導入を検討していく」という前向きな答弁が返ってきました。

中学入学の時点で適正試験を経ていることや、高校受験がないために授業時間が比較的多く確保できるなど市立南高校附属中ならでは事由はあります。それでも熊谷市は通常の公立中でも効果を挙げているそうですから、横浜でも推進すべきです。横浜市内は一学年が3万人以上いますから、全員が公立中高一貫校に通えるわけではありません。しかし、そこで生まれた、高い教育効果が見込めるプログラムを横展開していけば、結果的にみんなが等しく、その教育の恩恵に預かれます。

長らく日本の英語教育は実践的でないと言われてきた中で、スパイラル学習は注目です!これからも引き続き、横浜の教育環境のさらなる改善に向けて、議会で頑張ります。

伊藤大貴(緑区選出)

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